週刊新潮に「静岡サクラエビ不良を招いた一流企業のアッと驚く環境破壊」という記事が載りました。
静岡県駿河湾にある由比港。ここはサクラエビが獲れることで有名だったそうですが、ここ数年どんどんとサクラエビが獲れなくなってるそうです。
そのおかげで今はサクラエビの値段が倍になっているそうで、高級海老の伊勢海老が1kg8000円なのに対し、サクラエビが1kg1万3000円もするのだとか。
だから、仕方なく台湾産で凌いでいる形なんだそうです。
なぜにこんなにサクラエビが獲れなくなったかというと、駿河湾にそそぐ富士川が濁っているのが原因じゃないかと地元の人は疑ったそうです。では、なんで濁ってしまったのか?
富士川の上流に日本軽金属が雨畑ダムという発電用のダムを運営しているそうです。そのダムが砂で埋まって、濁った水が流れ込んでるらしいのです。更に日本軽金属の関連企業が、雨畑ダムで砂利を採取した際に余分な汚泥を上流に不法投棄していたそうです。
日本軽金属って遵法精神の無い会社だったのか。
山梨県警が不法投棄の捜査に着手すると、関連企業が数千トンのなまっこんを川岸に廃棄していた疑いもあったのだとか。
そりゃー川の水も濁るわなぁ。
問題はこれだけじゃないんだそうで、日本軽金属は発電施設に使っていた汚水を直接駿河湾に流していたそうです。
この環境にうるさい時代に垂れ流しをやらかしていたのか。日本軽金属は。
こういうこういのためにサクラエビの産卵場所である駿河湾の環境が破壊されているのではないか?
ということらしいです。
週刊新潮が書いてることだから、怪しいんじゃないの?と思ったら、静岡、山梨両県知事が雨畑ダムの堆砂問題を解決すると表明したそうで、新潮が日本軽金属に取材したところ、汚泥の不適切な対応を認め、雨畑ダムの土砂の除去も進めていると答えたそうだ。
これで富士川の水が綺麗になって、サクラエビがまたたくさんとれるようになったらいいのにねぇ。
また、日本産サクラエビのかき揚げ丼が食べられるようになったらいいなぁ。
こんな話をしてると食べたくなってくるのだ。