WBA世界ミドル級選手権。前回、ロブ・ブラント選手に敗れて王座から陥落した村田諒太選手。
33歳という年齢もあり、引退も頭によぎったそうですが、今日のリベンジマッチとなりました。
前回、ブラント選手は足を使って手数で村田選手を圧倒して勝ちました。今回、村田選手は1ラウンドからボディーを打ち、
ブラント選手のスタミナを奪って後半勝負しようという作戦に見えました。それ以上に前回は手数が少なく、積極性に欠けている
ように見えましたが、今日の試合は1ラウンドから、ボディ以外にもパンチを積極的に打っていき、前回とはまるで違うなぁと期待させてくれました。
2ラウンドも積極的にパンチを繰り出す村田選手。2ラウンドでこんなに打ち合って大丈夫かと思っていたら、ボディを打たれて、上のガードが甘くなったのか、顔面にもパンチがよく入るようになり、ダウンを奪います。強烈なパンチの連打でダウンを奪ったので、これはブラント選手立ち上がれないかと思ったら、すぐ立ち上がります。
残り時間はまだ1分以上あり、村田選手はラッシュ。ブラント選手は打たれ放題になりますが、なかなか倒れない。なんどもふらつきますが、レフリーはなかなか止めない。
実は村田選手も試合をしながら、早くレフリー止めろ!って思っていたそうです。
でも、村田選手の右フックに大きくブラント選手がよろめいた瞬間、やっとレフリーが止めました。
村田選手のTKO勝ち。
リング上で行われた勝利者インタビューではずっと試合でピリピリしていて子供と遊んでやれなかったので、明日からお子さんとどこでも言って遊んでやると言っていた村田選手。
村田選手の勝利に後ろに立っていたラウンドガールの女性二人も涙しておりました。
実は放送席にいた三宅アナウンサーも泣いてたらしいのですが。
村田選手、帝拳ジムにはいつも世界チャンピオンが必要だと言われており、村田選手が破れてから9か月も帝拳ジムにはチャンピオンがいない状態でした。村田さんリング上から、若い選手に早く出てきてほしいと言われてました。村田選手33歳ですからね。
今日の試合の村田選手はめちゃくちゃ強かった。こんなに強いのになんで前に負けたんだろうと思うくらい。
次の試合が楽しみだ。統一戦とかやるのかなぁ。他の団体のミドル級チャンピオンみんなものすごい強いからなぁ。
と楽しみが広がるのである。
村田選手、チャンピオン奪還、おめでとうございます。