「ミルコのひかり」をDVDにて観ました。
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ミルコはイタリアの小学生。元気な子供だったが、家に置いてあった猟銃が暴発。その事故で目が見えなくなった。
当時のイタリアは目が見えなくなると盲学校に行かなくてはいけなくなる。
ミルコは親元を離れて盲学校に行くことに。
盲学校は機織りやら電話交換やらを教えて、なんとか目が見えない子供が生きていくすべを身につける訓練校のようなところでした。
初めから見えなかったのでは無く、ある日突然目が見えなくなったのでなかなか自分の状況が受け入れられないミルコ。
盲学校に入っても、点字を勉強しようとしません。
そんなある日、ミルコは盲学校でテープレコーダーを見つけます。ミルコは自然の音、人工的に作った音を、風の音や歩く音に見立てて録音します。
校長先生はそんなミルコをとがめますが、ジュリオ神父はミルコの録音した音を聴いて、その才能に気が付き、こっそりとテープレコーダーを渡します。
ミルコは寮母の娘、フランチェスカと仲良くなり、テープレコーダーにお芝居を録音しようとします。それには音や人の声が足りない。
ミルコは盲学校の友達を集めたり、紙や身近なモノを使って、効果音を作ります。
が、ミルコが録音しているところを校長先生に見つかり、ミルコは学校を退学になることに。
というお話。
昔、障害者は自分ができることを探して何とか生きていく術を身につけるしか無かったのですが、ミルコは目が見えないがために他の五感、聴覚を使って、誰にもマネできない才能を開花させる。
目が見えないからと行って諦めるのでは無く、目が見えないからこそできることを探す。
一人の少年の成長と恋の物語。